金管楽器と木管楽器
金管楽器と木管楽器の違いを、字面で判断してしまうと間違いのもとです。
金属製だから金管楽器で、木製だから木管楽器というわけではないのです。
では、どう違うのでしょう。
金管楽器
金管楽器は、演奏者の唇の振動によって音をだす管楽器の総称です。
MAXTONE TT-104 トランペット
歴史的には、真鍮(ブラス)などの金属で造られていたため、金管楽器と呼ばれるようになったのですが、現在の分類上は、材質ではなく構造や発音原理などで区別されます。
例えばアルプホルンは木製ですが、金管楽器に分類されます。
また、日本語で「ラッパ」と呼ばれるものも含まれますね。
金管楽器の構造
構造としては、息を吹き込むマウスピースと、音を増幅させるベルとを管でつないだ形をしています。
途中、スライドやバルブといった、管の長さを変える装置がついているものが多いです。
このスライドやバルブの操作と、息の強さなどを使って音程を調節します。
また、音を出すための振動源は楽器のほうにはなく、演奏者は自分の唇を振動させて(このタイプの音源を「リップリード」という)音を出します。
なので、演奏する人によって、音色や音程は違ってくるのです。
代表的な金管楽器
- トランペット
- ホルン
- トロンボーン
- チューバ など
木管楽器
テナーサックス
木管楽器とは、金管楽器以外の管楽器の総称です。
なので、金管楽器ではない管楽器は全部「木管楽器」なんですね。
日本語で「笛」と呼ばれるものが含まれます。
木管楽器の構造
木管楽器は、主に「リード」と呼ばれる薄い板状の部品が振動することによって、音を出します。
また、「エアーリード」と呼ばれる、 息が楽器の吹き口にあたることで振動を作り出す構造のものもあります。
多くの木管楽器は、共鳴管の側面にある穴(トーンホール、音孔、指穴)を開放したり塞いだりすることによって、実質的な共鳴管の長さを変えることで音程を変化させます。
Vアコーディオン Roland FR-3s
ハーモニカやアコーディオンなどは、「フリーリード」といってリード自体の長さや厚さの調整で音程を決めます。
なので、たくさんのリード(あるいはリードが入った管)を並べて、出したい音程のリードだけに空気を送り込みます。
代表的な木管楽器
- フルート
- ピッコロ
- リコーダー
- 尺八
- オカリナ
- クラリネット
- サクソフォーン(サックス)
- オーボエ
- ファゴット
- ハーモニカ
- アコーディオン など
金管楽器と木管楽器の違い
金管楽器は、唇の振動(リップリード)で音をだす。
木管楽器は、リードの振動(またはエアリード)で音を出す。
フルート Kaerntner KFL25
リードで音を出すサックスや、エアリードのフルートやピッコロなどは金属製が多いですが木管楽器です。
また、小学校で使われるリコーダーは合成樹脂製ですが、やはりエアリードなので木管楽器です。
ごく大雑把にいうと、「ラッパは金管、笛は木管」となりますね。
(09/06/13)
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(09/06/13)掲載
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